ノート作り
普段の授業の復習や定期テストの勉強、
そして受験勉強まで歴史の勉強の基礎はノート作りから
まとめノート
歴史では教科書の内容をまとめることが大切です。そのためにまとめノートを作っていきましょう。ただしはじめから完璧なノートを作ろうとしないでください。まとめは1回だけでなく何度もやっていくことでまとめ方も上手になり、内容も憶えられるようになります。まずはじめは本当に大事なことだけ歴史の流れがわかるようにまとめましょう。
では具体的に教科書に書いてある事柄の何が大切なのでしょうか。「教科書の太字だけまとめればいいの?」といって用語の解説を書き始める生徒がいます。もちろん大切な用語だから太字になっているのは間違いありませんが用語の解説だけでは時代の流れはつかめません。
注目してほしいのはその時代が「どうやってはじまって、どう動いて、どう終わったか。」または「誰が始めて、誰が実権を握って、誰が終わらせたか。」ということです。教科書をよく読んでこれだけのことを抜き出したら1回目のまとめは終わりです。→例1
次に抜き出した事柄の理由を考えて調べていきます。「なぜ都を移す必要があったのか」「なぜ幕府は滅んだのか」など。まずは自分で理由を想像してみましょう。そして教科書や授業のノート、参考書で答を調べてみましょう。たいてい教科書をよく読めば答えは見つかります。見つからないときは詳しい参考書などで調べたり先生に質問するなりしてください。一つの事柄について理由がわかればさらにそれに対しての理由があり、さらに・・・とすべての事柄がつながっているのが歴史です。→例2
主な事柄の理由がわかって、つながりがつかめたらそれをもとにして新たなまとめノートを作りましょう。→例3
自分でまとめた内容をしっかり理解しているか確認して定着させる必要があります。そのために練習問題をやりましょう。問題をやって間違えたところを憶えてさらに問題をやるという繰り返しによってしっかり憶えることができます。そして練習問題には内容の確認、定着以外にも「自分の作ったまとめノートに何が足りないかを教えてくれる」という意味もあります。問題をやっていて繰り返し出てくるような重要な事柄や人物、これらがまとめノートに書いてなければ何か見落としているかもしれません。次にまとめをするときにはそれをふまえてノートを作りましょう。
まとめは定期テストの勉強なら2回(簡単&詳しく)、受験勉強なら何度もやって最終的に完璧なノートを作るつもりでやりましょう。