人名辞典(平安・鎌倉)
平安時代
- 桓武天皇
- 仏教勢力の影響が政治に及ぶのを嫌い、都を平城京(奈良)から平安京(京都)に移した。最澄、空海を唐へ派遣。国司への監督強化、農民の労役の負担を減らすなどの政治改革を行った。征夷大将軍を送り東北地方への影響力を拡大した。
- 坂上田村麻呂
- 蝦夷征伐するため征夷大将軍として東北地方へ派遣された。
- 藤原道長
- 藤原氏は中臣鎌足を祖先とする貴族。
娘を天皇の妻とし、生まれた子を天皇にすることによって
権力を握り摂関政治を行った。
道長とその子頼通のときが藤原氏の全盛期。
- 藤原頼道
- 道長の長男。父とともに藤原氏の全盛期。宇治に平等院鳳凰堂を建てた。
- 平将門
- 平安中期の武士。関東で乱を起こし新皇を名のった。
- 藤原純友
- 平安中期の武士。瀬戸内海で乱を起こした。
- 白河上皇
- 天皇を退き上皇となった後も権力をにぎり政治を行った(院政)。
これにより摂関政治が弱まった。
- 奥州藤原氏
- 東北で勢力を振るった豪族。中尊寺金色堂を建てた。平泉が本拠地。
- 平清盛
- 平安末期の武士。保元の乱で手柄をたてて出世。
平治の乱で源氏をやぶり、太政大臣となって権力を握った。
現在の神戸市に大和田泊という港を築き日宋貿易を行った。
その政治が貴族や寺社、武士から不満をかい、源氏によって滅ぼされた。
- 最澄<
- 比叡山延暦寺を建立。天台宗。
- 空海
- 高野山金剛峰寺を建立。真言宗
鎌倉時代
- 源頼朝
- 平治の乱で父が平氏にやぶれ伊豆に流された。
妻の父北条時政の協力により挙兵、平氏を滅ぼした。
鎌倉幕府を開き1192征夷大将軍になった。
- 北条政子
- 頼朝の妻。頼朝の死後、尼将軍として実権を握った。
承久の乱のときに武士をまとめ勝利を導いた。
- 北条時政
- 政子の父。執権として政治の実権を握った。
- 後鳥羽上皇
- 源氏の将軍が三代で途絶えたのをみて、朝廷に政権を取り戻そうとして承久の乱をおこすが、
失敗し隠岐に流された。
- 北条泰時
- 時政の孫、第三代の執権。承久の乱の後、執権となった。御成敗式目を制定。
- 北条時宗
- 第八代の執権。元のフビライハンからの使者を黙殺。
元寇にさいして幕府軍を指揮した。
- 楠木正成
- 悪党。後醍醐天皇に仕える。足利尊氏らとともに幕府を倒した。
- 新田義貞
- 御家人。後醍醐天皇に味方し足利尊氏らとともに幕府を倒した。
- 運慶、快慶
- 東大寺南大門の金剛力士像を作った。
- 法然
- 浄土宗を開いた。
- 親鸞
- 法然の弟子。浄土真宗を開いた。
- 一遍
- 時宗を開いた。
- 日蓮
- 日蓮宗を開いた。
- 栄西
- 禅宗の臨済宗を開いた。
- 道元
- 禅宗の曹洞宗を開いた。